小田急線・世田谷代田駅は、ほぼ環七に面しています。
学生時代、環七を柿の木~若林(世田谷線)~世田谷代田(小田急線)~新代田(井の頭線)~代田橋(京王線)というルートで、よく自転車で縦断していました。ラーメンブームの火付け役だった「なんでんかんでん」の猛烈な臭気を今でも思い出します。
(2012年に一度閉店、いまでは居酒屋として再オープン&フランチャイズ化しているようです)
環七が開通する前は、世田谷代田から代田橋までは商店街として賑わっていたようですが、今ではその面影はあまり見られず、駅周辺は豪徳寺や梅ヶ丘駅駅以上にこひっそりとしたイメージです。
代田の地名には面白い言い伝えが残っています。なんでもダイタの名は伝説の巨人ダイダラボッチに由来しているとかなんとか。かつて代田村には長さ約百間もあるような右片足の跡をした窪地があったそうです。その形もリアルで、爪先あがりに土深く踏みつけたような形をしていて、踵(かかと)付近には小さな堂が建ち、その傍に湧き水の池があったとか。この湧き水のおかげで凶作になることがなったっとも伝えられています。この足跡のような窪地のことを人々は「だいだらぼっち」と呼び、それがいつしか村の名「だいた」となったそうです。
世田谷散策記 世田谷の秋祭り File.16 代田八幡神社例大祭より
勾配の多い地形や、細い路地などはいかにも世田谷らしいですが、やはり住宅街。
多摩川寄りの地域のように、突然ちょっとした田園風景が広がる楽しみはあまりありません。
Sony NEX-C3&マウントアダプター&Canon EF 50mm F1.8 IIの組み合わせで撮影しました。(※2012年7月上旬頃)